四国は香川県高松市も「香川漆器」と言って大きな漆器の産地です。現在は、彫漆(ちょうしつ)、蒟醤(キンマ)、存清(ぞんせい)、後藤塗、象谷塗の5つの技法が国の伝統的工芸品に指定されています。今回、ご紹介する商品は、「後藤塗」と「象谷塗」を融合させた多用盆です。フチを梅型にカットした意匠は、思わず笑みがこぼれるような”和み”のあるデザインです。料理やお寿司、フルーツを直接盛り付けてもいいですし、一人用のお膳として使ってもお洒落な伝統工芸品なのです。
※象谷塗(ぞうこくぬり)・・・漆を数回重ね塗りして、その上に川や池に群生している眞菰(まこも)の粉末を漆の上に撒く塗り手法で、使っていると歳月とともに渋味を増し、象谷塗独自の陰影が色調にでてくるという技法です。古くから香川に伝わる漆塗技法で創案者の名をとり「象谷塗」と呼ばれています。
※後藤塗(ごとうぬり)・・・朱の漆に少量の蝋色漆を加えて渋味を付けたものを薄く塗り、直に指先で縦横に叩き特殊な斑紋を作り、さらにそのうえに良質の透明漆を薄く塗り込み仕上げたものです。月日が経つほど色鮮やかに変化します。古くから香川に伝わる漆塗技法で創案者の名をとり「後藤塗」と呼ばれています。
サイズ:直径300mm×高さ18mm
材質:天然木、漆塗り
・電子レンジ、食器洗い機、オーブン使用不可。
・箱、取扱説明書入り
◇注文販売商品です。在庫・納期に関しましては、別途ご連絡いたします。
※製品は、一つ一つ手づくりのため、色・模様等に多少違いが生じることがございますが、これは、このような漆器の持味としてお楽しみください。
※画面上の色はブラウザや設定により、実物とは異なる場合があります。ご了承の上ご注文ください。