漆器の島安は、日本四大漆器の産地「和歌山県」で大正5年（1916年）に創業した日本最大級の漆器専門店です。

成田空港のVIPラウンジのお手伝いが出来たことは島安にとって、今までとはまた違ったプロダクトの幅が広がった感じがしました。どれも難しいオーダーでしたが、圧巻はドア扉（写真：左下）。2メートルを超える大きな扉を漆で塗るのは初めての事でしたので、ベテランの職人と共に毎日試行錯誤を繰り返しました。漆の持つ美しい艶を見事に表現でき、VIPラウンジにふさわしい重厚な仕上がりとなりました。また、難しいオーダーのなかで、指定納期に納品出来たことは色々な意味で自信になりました。

加藤アトリエ様は名古屋にあるデザイン事務所です。島安に家具のオーダーを頂き、店舗のテーブル天板や、モデルハウスのインテリアをオリジナルで製作致しました。落ち着きのある変根来の家具に鮮やかな赤のプランターBOXなどを組み合わせることでアトリエらしいモダンな雰囲気が出せたかと思います。斬新でモダンなデザインのガラス天板のセンターテーブル（写真：上段左）は、今でも島安の印象に残る作品です。