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漆器の材質(素地と表面塗装)表示について
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漆器をお買い求めいただく際、商品説明欄に記載されている項目をご覧になると思いますが、よくページを見ていただくと、「材質」についての記載があると思います。そこで、専門用語で分かりづらい材質表示について、簡単にご紹介いたします。
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■素地の種類
○天然木(天然木をくりぬいたもの、または組み立てたもの)
○MDF(中密度繊維板とも言い木材などの植物繊維をシート状に熱圧製板した再生木材)
○天然木突板(表面が天然木で中芯がMDFや合板)
○木合(フェノール樹脂45%、木粉55%の成型品)
○ABS樹脂(ABS樹脂の成型品)
○フェノール(フェノール樹脂の成型品)
■表面塗装の種類
○うるし(うるし塗装/合成樹脂塗料と漆の混合塗装)
○漆塗り(伝統的な手法と材料で塗られたもの)
○ウレタン(ウレタン樹脂塗装)
○ポリエステル(ポリエステル樹脂塗装)
○カシュー(カシュー塗装/カシューナッツが原料の塗料)
○アクリル樹脂塗装
○アクリルウレタン
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漆器ができるまでの製造工程
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漆器の製造には大きく分けて、木地作り・下地塗り・中塗り・仕上げ塗りの4つの工程があります。
ここでは、その1つ1つをご説明します。
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1. 木地作りの作業
・材料選び:その商品に合った材料を選びます。
・寸法切り:商品のサイズに材料を切ります。
・細工:線引きなどや細かい部品付けを行います。
・組み立て:木取りされた材料を木工用ボンドなどで組み立てていきます。
・木地研磨:組み立てられた商品をきれいに磨きます。
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2. 下地塗り
・乾燥:木の目止めをして乾燥させます。
・木地研磨:もう一度全体を磨きます。
・下地乾燥:もう一度下地を塗って乾燥させます。
・下地研磨:さらに全体を磨きます。
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3. 中塗り
・錆び付け:木地の傷やへこみを特殊なパテで埋め研磨して平らにします。
・乾燥:全体を塗り乾燥させます。
・乾燥:さらに全体を塗り乾燥させます。
・研磨:さらに全体を研磨します。
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4. 仕上げ塗り
・拭き:中塗りを終えて研磨商品をきれいに拭きます。
・塗り:仕上げ塗りをします。
・乾燥:漆が乾くまで乾燥させ、完成です。
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このように職人の手で1つ1つ丁寧に作り上げていくのが、漆器です。一度、手にとってお楽しみください。 |
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